擁壁調査士・石積み診断士とは

個人宅の宅地擁壁や石積みを診断及び調査する
当協会の試験に合格したプロフェッショナル資格者です。

既存擁壁の多くは現行耐震基準に満たしていない危険な擁壁が多く存在し、豪雨や自然災害により擁壁や石垣が崩壊し多大な人命などに損害が発生しています。また、建物が新しくても擁壁は危険な状態であることも決して珍しいものではないのが現状です。擁壁や石積みを診断及び調査し危険度や問題点を早期発見することで、未然に災害対策に備え大切な人命、財産を守ることが重要です。

擁壁や石積みの問題点

既存の擁壁や石積みは耐震基準を満たしていないものが多くあります。
建築確認済証や検査済証がない場合や、法基準前に施工されたものまで多岐にわたります。
そのため危険な構造である擁壁が豪雨災害により崩壊や倒壊が近年多く発生し、社会問題となっています。
現行設計基準の擁壁は建築確認や宅地造成規制法・都市計画法の許可を受け検査済証のあるものはしっかりとした構造により建築されています。

※ただし、2m以下の高さの擁壁の場合は建築確認が不要となっており、
危険な擁壁も多く存在しています。

擁壁調査士・石積み診断士の受講資格

一級建築士・二級建築士・1級土木施工管理技士・2級土木施工管理技士・擁壁点検士・擁壁検査士・擁壁審査士の有資格者で
擁壁調査及び石積み診断につき5年以上の実務経験のある者で当協会の実務者講習を修了し合格した者。
※擁壁調査認定員は擁壁調査認定員の資格取得後5年の実務経験後、実務者講習を合格した者は受験資格を取得することができます。

試験日 詳しくは協会にお問合せ下さい
合格率 未公開
試験方法 学科50問 実技
試験内容
  • 1.擁壁・石積み・石垣の構造全般に関する知識
  • 2.補修計画・補強計画の立案、工法知識について
  • 3.関係法令、条例、地盤に関する知識
  • 4.防災対策、豪雨対策、予防対策に関する知事
  • 5.診断、調査に関する実技

擁壁調査士・石積み診断士試験の詳細は
協会までお問合せください